アイとナギの物語

あらすじ
世の中は争いで溢れてた。
世の中は嘘で溢れていた。
世の中は妬みで溢れていた。
世の中は物で溢れていた。
多くの人が自分を信じれなくなっていた。
みずから、命を落とす人たちもいた。
心がズタズタに壊れる人たちもいた。
動物たちの命をボロボロにする人もいた。
植物たちの命をグチャグチャにする人もいた。
人々は、心を忘れてしまった。
命たちの声を聞くことすらも忘れてしまった。
地球さんは、人々が落としていったゴミで汚れて、人々が嘆いた心で空気はくすんでいった。
ずっと前から、地球さんは熱を出してた。
地球さんは「もう嫌だ!!」と叫んだ。
その叫び声は、世界中に広がって、多くの人々が「声」に気づいた。
その叫び声の凄さに、亡くなった人も多くいた。
ただ地球さんは声と一緒に、希望を込めた願いを生んだ。
みんなの心を元に戻してと。
生まれた子の名は、ナギ。
地球さんの叫び声を聴いた人々の中に、一人の女の子がいた。
その声に、女の子は、涙が溢れて止まらなかった。
ごめんね、ごめんね。
彼女は、心を忘れてなかった。
引っ込み思案だけど、繊細で、純粋な彼女の名は、アイ。
この物語は、アイとナギの物語。
出会いの物語。